LOVE MUSICAL!

ソフィア・ローレン

映画「NINE」で主人公グイドの母親役を演じたソフィア・ローレンはイタリアを代表する女優です。79歳という高齢ながらもそのスタイルと美貌を保ち、日本でも人気の女優です。

プロフィール

1934年9月20日生まれ。本名はソフィア・ヴィラーニ・シコローネ。イタリアの首都ローマで、ロミーダ・ヴィラーニとリカルド・シコローネの間に内縁の子として生まれました。イタリアの政治家アレッサンドラ・ムッソリーニは彼女の姪にあたります。幼少期はナポリ近郊のポッツオーリで貧しい生活を送っていたそうです。1950年代初頭にヨーロッパ映画に端役として出演しました。ソフィアは後の夫となるカルロ・ポンティにその才能を見出され、彼の制作する映画に多く出演しました。その中でも1953年の「Due notti con Cleopatra」は、ソフィアの肉感的な体を強調した作品で当時話題になりました。彼女はいくつかの作品でトップレスで出演しており、そうした作品はヨーロッパでは受け入れられましたが、当時のイギリスやアメリカでは受け入れられず、そのようなシーンはカットされました。ソフィアの名を国際的スターにまで押し上げたのは1957年の「島の女」という映画でした。この作品では、水に濡れて体のラインが浮き立つシーンが象徴的だと高い評価を得ました。また、セックスシンボルとしてだけではなく、その演技力と喜劇的な実力も評価されており、1960年代までに世界で最も人気のある女優の一人として、ハリウッドとヨーロッパの両方で作品に出演しています。1960年には「ふたりの女」でアカデミー主演女優賞を受賞しています。私生活では1957年にカルロ・ポンティと結婚しました。しかし、このときカルロには妻がおり離婚が成立していなかったので、重婚罪に問われる可能性があったため1962年に婚姻関係を一旦無効にします。2人はポンティの離婚が成立した1966年に正式に結婚し、指揮者として活躍するカルロ・ポンティ・ジュニアと結婚後に生まれた映画台本作家のエドアルド・ポンティの2人の息子がいます。イタリアを代表する女優として現在も高い人気を誇っており、2006年にはトリノオリンピックの開会式でオリンピック旗を掲揚する際の旗手を務めました。

Bravo! NINE!

主な出演作

  • 1953年「無常なるかな人生」(アンナ役)
  • 1954年「ナポリの饗宴」(シジーナ役)
  • 1954年「侵略者」(オノリア役)
  • 1954年「こんなに悪い女とは」(リナ役)
  • 1955年「バストで勝負」(カルメラ役)
  • 1955年「河の女」(ニーヴェス役)
  • 1957年「島の女」(フェードラ役)
  • 1957年「殿方ごろし」(ドンナ・ソフィア役)
  • 1957年「誇りと情熱」(ジュアナ役)
  • 1958年「楡の木蔭の欲望」(アンナ役)
  • 1958年「鍵」(ステラ役)
  • 1958年「黒い蘭」(ローズ・ビアンコ役)
  • 1958年「月夜の出来事」(シンシア役)
  • 1959年「私はそんな女」(カイ役)
  • 1960年「西部に賭ける女」(アンジェラ役)
  • 1960年「バラ色の森」(オリンピア姫役)
  • 1960年「ふたりの女」(セシラ役)
  • 1961年「エル・シド」(シメン役)
  • 1961年「戦場を駈ける女」(カテリーナ役)
  • 1962年「ボッカチオ’70」(ゾーエ役)
  • 1962年「真夜中へ5哩」(リサ役)
  • 1963年「昨日・今日・明日」(アドリーナ役)
  • 1963年「アルトナ」(ヨハンナ役)
  • 1964年「ローマ帝国の滅亡」(ルシラ役)
  • 1965年「クロスボー作戦」(ノラ役)
  • 1965年「レディL」(レディL役)
  • 1966年「栄光の丘」(ジュディス役)
  • 1966年「アラベスク」(ヤスミン・アジール役)
  • 1967年「伯爵夫人」(ナターシャ・アレクサンドロフ伯爵夫人)
  • 1970年「ひまわり」(ジョバンナ役)
  • 1977年「カサンドラ・クロス」(ジェニファー・リスポリ・チェンバレン役)
  • 1977年「特別な一日」(アントニエッタ役)
  • 1994年「プレタポルタ」(イザベラ・ド・ラ・フォンテーヌ役)
  • 2002年「微笑みに出会う街角」(オリヴィア役)
  • 2009年「NINE」(マンマ役)
  • 2010年「ソフィア・ローレン 母の愛」(ロミルダ・ヴィッラーニ役)

主な受賞歴

アカデミー賞

  • 1962年「ふたりの女」主演女優賞
  • 1991年 アカデミー名誉賞
  • 1965年「ああ結婚」主演女優賞ノミネート

英国アカデミー賞

  • 1962年「ふたりの女」主演女優賞

ゴールデングローブ賞

  • 1964年 ヘンリエッタ賞
  • 1965年 ヘンリエッタ賞
  • 1969年 ヘンリエッタ賞
  • 1977年 ヘンリエッタ賞
  • 1995年 セシル・B・デミル賞
  • 1961年「ナポリ湾」ミュージカル・コメディ部門主演女優賞ノミネート
  • 1965年「ああ結婚」ミュージカル・コメディ部門主演女優賞ノミネート
  • 1966年 ヘンリエッタ賞ノミネート
  • 1971年 ヘンリエッタ賞ノミネート
  • 1995年「プレタポルタ」助演女優賞ノミネート

ニューヨーク映画批評家協会賞

  • 1961年「ふたりの女」主演女優賞
ブロードウェイも!ハリウッドも!

大物らしい風格

ソフィア・ローレンはオーラが違います。「私は大物よ~」というのを自覚してらっしゃるんでしょう、ビシバシ感じさせます。何度か来日していて、ラジオだとかバラエティーだとかに出てくれたこともあります。80歳近くなっても胸の大きく開いたドレスを着て、ばっちりお化粧してらっしゃいます。まるで魔女です。若い頃の写真を見てみると、キリッとした眉に鼻筋の通った、目の大きな美人さんなんですけどね。これがこうなるのか!と驚いたものです。しかし魔女は魔女でも美しいことに変わりはないですね。日本のおばあちゃんとは似ても似つかない80歳ですが。このまま着実に魔女街道を進んだら、200歳くらいまで生きていそうな雰囲気があります。200歳になったソフィア・ローレンも見てみたいですね。きっとそれでも美しいのだと思います。